注文住宅の流れ
全体像を把握してスムーズに進めよう!
多くの人の憧れであるマイホーム。長く住む家になるため、できれば自分で良い土地を見つけて、注文住宅を建てたいことでしょう。注文住宅は理想通りの家を建てることができるためとても人気ですが、選択肢が多い分、さまざまな場面で判断を迫られます。
全体像を把握しておかないとスムーズに話が進まないため、この記事では注文住宅の流れをご紹介します。注文住宅を考えていた方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
1.希望や条件の整理
ただマイホームが欲しいなら、建売住宅を購入した方が時間も手間もかからず断然楽です。注文住宅にする理由は”間取りや機能にこだわりたいから”でしょう。頭の中でイメージする家を形にするには、注文住宅しかありません。せっかく注文住宅にすると決めたなら、とことんこだわりたいはずです。
長い目で見て、どんな家に住みたいのか、何人で住もうと思っているのかなど、具体的なことをイメージしながら絶対に譲れない条件をリストアップしましょう。
2.予算の決定
注文住宅は、物理的に無理でなければ、間取りから外装、内装まで全て希望を通すことができます。当たり前ですが、こだわればこだわるほどその費用は上がっていきます。「あれもしたい、これもしたい」と金額を考えずに追加していったら、最終的に驚くような見積書が届きます。
何よりも最初にしなければいけないことは、予算の決定です。金額が大きくなっていくと、どうしても金銭感覚がなくなり、「あと10万出せばあの機能がつけられる」「ちょっと高いけど一生に1度のマイホームだから」とそんなことを思って、ストップがきかなくなります。満足のいく家が出来上がるかもしれませんが、きちんと予算を決めておかなければ、後々住宅ローンに苦しめられることになってしまいます。
3.土地探し
予算が決まったら、土地探しに移ります。土地を決めるにあたって大事なことは、その地域の相場を調べておくことです。また、期限を決めておくのも大事です。「あともう少し待てばもっといい土地が出るかもしれない」となってしまっては、いつまでたっても決められなくなります。
絶対に譲れない条件(学校やスーパー、駅との距離など)を決めておいて、理想の土地を見つけられるようにアンテナをはっておきましょう。
周辺に池や川があり、土地が低い場合は地盤が緩いケースがあるため、選ぶ際には注意しましょう。
4.施工会社探し
次のステップとして施工会社を決めなければいけません。
施工会社は大きく分けて3種類あります。それぞれの特徴は以下の通りです。
- 工務店:地域密着型なのでとにかく対応が早い
- ハウスメーカー:大手メーカーなので安心感がある
- 設計事務所:個性的なデザインの家にできる
あなたのイメージする家によって、どこの施工会社にお願いしたらよいか検討しましょう。長いお付き合いになるので、実際に担当者と話して、相性がいい会社にお願いするとよいでしょう。また、契約まではしなくても相談だけなら乗ってくれるため、気になる施工会社には見積書を出してもらうことも大切です。
5.敷地調査/地盤調査
実際に現場に行き、敷地調査と地盤調査を行います。「土地の条件を見て、どのような家が建てられるか」を調査する作業です。結果次第では、地盤改良で追加費用がかかることも考えられます。この調査は、施工会社が手配してくれるため、任せて大丈夫です。敷地調査、地盤調査共に問題がなければその土地に決定しましょう。
6.打ち合わせ
事前準備が終わったら、いよいよ間取りなどの打ち合わせに入ります。ここが1番楽しく、しかし、1番大変なことでもあります。
間取りを決めていく中で大事にしてもらいたいことは、その家に住むことになる家族全員でよく話し合うことです。子供には子供なりの理想があり、親には親の理想があります。家族全員が快適だと感じる家にするために、とことん話し合い、イメージすることが大切です。
7.見積書
最終的に見積書を出してもらい、その金額に納得できたら本契約になります。
このときに気をつけたいのが、見積書の細かい部分までしっかりと目を通すことです。金額が大きい分、無駄なものが入っていても気付かない場合も多いですが、何にいくらかかるのか全て把握しておきましょう。もしも不必要だと感じたなら、その旨をハッキリと担当者に伝えましょう。
8.建築請負契約/建築確認申請
着工の前に、建築請負契約と建築確認申請を終わらせておく必要があります。これは、全ての方に提出する義務があるため、説明書に従って記入しましょう。
9.住宅ローンの決定
恐らくほとんどの方が住宅ローンを組んで家を購入することになるでしょう。住宅ローンには審査があり、申請したからといって100%通るとは限りません。住宅ローンは実にたくさんの商品があり、利息や返済方法などもさまざまあります。施工会社に言われるがまま契約するのではなく、あなた自身が住宅ローンの勉強をし、ライフプランに合ったものを選びましょう。
10.施工~完成
無事に住宅ローンの申請が通ったら、いよいよ工事が始まります。時間があるときに、工事の進み具合を確認しに足を運ぶのもよいでしょう。少しずつ完成に近づくマイホームを見るのは嬉しいもので、何より愛着が湧きます。全ての工程が終了したら晴れて引き渡しになります。
11.まとめ【注文住宅の流れは意外と複雑】
「土地と施工会社を決めたらあとは任せるだけ」そんな風に思っていた方もいたかもしれませんが、実は、しなければならないことはたくさんあります。時間も手間もかかるので一筋縄にはいきませんが、一生に1度の大きな買い物なので、妥協せずに納得のいくマイホームを建てましょう。
「吉高工務店」は、快適・健康・安心・省エネという観点から、暮らしの質を最高水準まで高め、その違いを実感していただける「暮らし性能」を追求しています。伝統の工法を守りながら、最新の住まいづくりの技術についても常に磨き上げ、ご希望に沿った家づくりをしています。注文住宅をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。