マイホームの失敗談
後悔しない家を建てるために大事にすること
多くの人の夢である”マイホーム”。一生で1番大きな買い物だからこそ、絶対に失敗したくないことでしょう。しかし、実際に住んでみないと分からないことはたくさんあります。建てた後に「こうしていればよかった」と後悔しないために、この記事では、実際にマイホームを建てた人が後悔した実例をご紹介します。これからマイホームを建てようと考えていた方は、ぜひ参考にしてください。
1.「もう少し考えておけばよかった」失敗談
窓が多すぎた
「太陽の光をたくさん取り込みたい」というのは誰しもが思うことです。南向きの大きな窓を多くつけたのはいいが、通りがかる人の視線が気になったり、夏場の日差しが暑すぎたり、窓の前に家具が置けなかったり、そういった不便さが失敗談として出ています。窓が多い家は開放感があってよいが、様々なトラブルがあることも覚えておきましょう。
コンセントの位置が悪かった
間取りを考える時点で、どこに家電製品を配置するかをしっかりと決めていなかったために、近くにコンセントがなくて困った失敗談です。簡単に増やせるものではないので、遠い場所から延長コードを引いて対応したとしても、どうしても見栄えが悪いです。さらに、小さい子供がいる家庭は、子供が足を引っ掛ける危険性もあります。コンセントの位置にはしっかり気を配りましょう。
収納スペースの場所が不便
「収納スペースはたくさんあった方がいい」というのはよく聞く話です。しかし、ただ数が多ければいいというわけではないし、十分な大きさ、量はあるが、あってほしい場所にないと意味がありません。いかに手間をかけずに出し入れができるかを考えて、収納スペースの場所を考えましょう。どんな形、大きさのスペースを作るかは、その場所に何をしまうかを想定すると決めやすいでしょう。
家事動線が不便
家事動線とは、家事をする人が通る経路のことを指します。家事動線をいかに短くするかで、1日の家事の負担量が変わります。例えば、洗濯機から洗濯物を干す場所までの距離が離れていたら、水分を含んだ重たい洗濯物をいちいち運ばなければなりません。当たり前ですが、すぐ近くに洗濯物干しのスペースがあれば、わざわざ運ばなくて済みます。実際に家事をするときのことをイメージしながら、間取りを決めましょう。
ゴミ箱の場所を考えていなかった
意外と盲点になるのがゴミ箱の設置場所です。キッチン周りにこだわる人は多いですが、食器洗浄器や収納棚のことばかり考えすぎてゴミ箱の設置場所を見過ごす人が多く、実際に住み始めてゴミ箱が意外と場所を取ることに気付きます。時代と共ににゴミの分別が厳しくなってきているので、その分ゴミ箱の量も増やさないといけません。むき出しのゴミ箱だらけにならないように、ゴミ箱専用のスペースを考えておきましょう。
2.予測できない失敗談
ご近所トラブル
こればかりは実際にその場所に住んでみなければ知ることはできませんが、ハズレくじを引いてしまう可能性もあります。また、いくら庭を綺麗に整えていたとしても、隣家の人があまり手入れをしない人であれば、草木が敷地まで入り込んでくるということもあります。そのため、事前に買おうと思っている土地の近隣を見回ってみたり、住んでいる人に話しかけてみたりするとよいでしょう。
騒音トラブル
初めてその家で一夜を過ごしたからこそ分かる気づきでしょう。例えば、近所の犬が夜通し遠吠えしていた、遅くまで開いている飲食店の騒音がひどいなど、こういった騒音トラブルはよくあります。騒音は夜間だけに限らず日中も十分考えられ、交通量が多くて車の音がうるさかったり、踏切が頻繁に鳴ったりなどがあります。実際に住んで見ないと分かりませんんが、線路の近くにしない、車通りが多い道の近くにしないなど、騒音になりそうな場所を避けて住む場所を選びましょう。また、住みたいところの下見しておくとよいでしょう。
マイホームを手に入れるということは、それなりのリスクがあることは覚えておくことが大切です。
3.最終手段としてリフォームもある
万が一マイホームを建てた後に後悔したとしても、リフォームをするという方法があります。もちろんそんな事態にならないように事前にしっかりと間取りを考えるなどの必要がありますが、どうしても不便を感じる場合は、いつ建てかにこだわらずリフォームをしてもよいでしょう。確かに余分にお金はかかってしまいますが、家は毎日住む場所なので、我慢せずにリフォームすることも手段として頭に入れておきましょう。
4.まとめ【マイホームで失敗しないためにイメージする力が必要】
恐らく最初で最後になるであろうマイホーム建設。これから長く住むことになる家だからこそ、後悔だけはしたくないでしょう。コンセントや収納スペースの配置ミス、家事動線が不便など、これらの失敗例は、しっかりと考えれば防げます。建てた後に「こうしておけばよかった」とならないように、実際にその家に住んでいるところをイメージして間取りを考えてくことが大切です。
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